鹿児島にいたまま、憧れの企業で働くことになった元公務員の話

この記事はGMOペパボ鹿児島オフィスのアドベントカレンダーの記事として執筆したものです。

どんなことが書いてある?

私は元県庁の職員ですが、GMOペパボというインターネットの会社に転職しました。

異色の経歴なので、よく「なんで転職しようと思ったの?」、「転職してどんな感じ?」という質問を受けるので、記事にしてみました!

ペパボに入社したいと思った理由

ペパボに入社した動機は、中学生の時に、ペパボのサービスである「ロリポップ!」のレンタルサーバーを借りて、妹と一緒にHPを作ったことにあります。

当時、かわいいHPを作るのが一部の女子中高生の間で流行っていたんですね。

私と妹も、自分たちの理想を詰め込んだHPを作り、HPを作ることができる素材も作って配布していました。ちなみに妹は今、某大手外資系企業でエンジニアをしています。

※ちなみに妹の記事:

シスコシステムズ合同会社
2023年に調査機関Great Place To Work(R)Institute Japanの「日本における『働きがいのある会社』(大規模部門)」ランキング1位に認定されたシスコシステムズ(以下、シスコ)。同社でお客様のネットワーク構築や運用支援などを担うCX部門では、日系企業からキャリアチェンジしたエンジニアが数多...

(妹は3つくらいサイト持ってたな〜)

※このブログもロリポのサーバー使って作ってます。

話を戻します〜

その時から、ロリポップやペパボへの憧れを持っていました。

HP素材を作ること自体がとても楽しかったですし、自分が作ったもので誰かが喜んでくれたり、感動してくれたりすることに喜びを感じていました。その時ちょうど思春期のなんやかんやで、コミュ障を拗らせていた時で、友達の間でも孤立していて、他に娯楽もない鹿児島の田舎に住んでいたので、インターネットでのつながりがすごく嬉しかったことを覚えています。

社長との出会い

ある日、鹿児島にペパボのオフィスができることになり、鹿児島の人気ブロガーkagoshimaniaxの中園さんの誘いでペパボの社長やエンジニアのケンケン、はやぴと飲みに行く機会がありました。

あの佐藤社長と!?」という感じで、めちゃくちゃ緊張したのを覚えています。

それから、ケンケン、はやぴがすごくかっこよく見えて、ペパボのエンジニアとして入社していることが羨ましかったです。今はもうすっかり「仲間」になっていることが嬉しいな〜とこの記事を書きながら思いました。

その飲み会の場で、「昔ロリポップのサーバー借りて素材屋してたんです!」と社長に言ったら、

いくつになっても創作活動はできるので、またぜひアウトプットしてください」と言われました。

私は「そうか、いくつになってもアウトプットできるのか」となんだかその言葉がすごく胸に響き、「またあの時みたいな楽しかった経験をしてみたい、何か作ってそれで誰かに喜んでもらえるような…」と思うようになりました。

「今もう一度創作活動するならなんだろう?」と思った時に、中学生のとき素材屋と並行して物語調のフラッシュ(イメージとしてはこういうの:https://www.youtube.com/channel/UCQhAfuzLoAiWbXHrvNvVhEA)を作っていたことを思い出しました。

「あ、物語作ってみたいかも。やるなら…映画とか」と思い、脚本の勉強を始めました。

映画を作る、なんて大きく出たなと自分でも思うのですが、運良くご縁をいただき、ウルトラマンシリーズの某脚本家の方を監督に、私が脚本を担当して映画館(ガーデンズシネマ)で放映されるという体験をしました。(よく考えたらすごいことだ)

※今も某映画監督指導の元、脚本は書き続けています。

話を元に戻します!(すーぐ横道にそれる)

ストレートに言うのは恥ずかしいのですが、私は鹿児島が好きで、鹿児島のために働きたいと思って県庁に入庁しました。

でも、別に県庁じゃなくても、鹿児島を良くすることはできるのでは? 

実際に社長や鹿児島オフィスのメンバーはそれをしているし、社長は自社サービスで故郷をよくしたいと本気で思っている。(もちろん鹿児島だけを対象にしたサービスではないので、良くしたい対象は鹿児島だけではないと思いますが、覚悟がなければ鹿児島にオフィスは作らないと思いました)

覚悟や背負っているものは私とは比べ物になりませんが、社長がやろうとしていることは、私のやりたいことと一緒では? それにペパボは元々小さい時から憧れていた企業で、minne、suzuriも使っていて各サービスにも魅力を感じていました。鹿児島の人がもっとペパボのサービスを使うようになったら鹿児島はさらに良くなるのでは?

何よりリスクを取ってでも故郷を盛り上げようと活動している社長に憧れを抱き、「この人の元で働きたい!」と思い、約10年働いた県庁を離れペパボに入社することを決めました。

(実際の採用面接ではこの理由はご本人に言っていません…恥ずかしいので)

入社してからの喜びと葛藤
入社してからは、「小さい頃からの憧れの企業で働ける!」というだけでとても嬉しかったです。

フレックスで出勤・退勤時間が自分で決められるのも働きやすいし、仕事の裁量もあってとにかく働きやすい。社員もなぜかいい人ばかり!最高!という感じでした。

しかし、当然葛藤もありました。

まず、前職と何から何まで違う。どちらかというと古い体質の地方の行政機関から、ベンチャーのIT企業に転職したわけですから、当然と言えば当然ですが。

一番戸惑ったことは、フィードバックが多いことでした。前職では、思い返すと自分の不足している部分についてしっかり言語化してストレートに指摘を受けることがほぼなかった気がします。

ペパボに入社してからは、「ここを改善してほしい」とか、「ここが足りていない」といったフィードバックが多く(もちろん「ここが良かった」と言う指摘を受けることもありましたが)、正直精神的にしんどくなることがありました。ただ、そんな時に一緒に仕事をしている東京のパートナーがじっくり話を聞いてくださったり、私が未経験分野の仕事をするのに一から丁寧に教えてくださったりしました。

そしてフィードバックをくれる上長も、「どんな部下であっても僕はその人の成長を諦めません」、「こちらも言いたくて言っているわけではなく、身を削って言っている」、「成長できると期待しているから言っている」等の言葉をくださり、「この上司を信じてついていこう」という覚悟ができました。

セルフコーチングを学ぶ

上司とやりとりしていく中で、私の物事の受け取り方だったり、認知の歪み笑を自覚するようになり、以前コーチングをお願いしていた方が開講したセルフコーチングの講座に通うことに決めました。

その中で、自分の本当の願いを自覚する大切さを学びました。例えば、「上司からの指摘を受けてへこんだ」といったことがあったときに、セルフコーチングを通してへこんだ理由や、自分が「指摘」に対してどういった意味づけをしているのかを自覚することが可能になりました。

コーチによると、「誰かから認められたい」、「評価されたい」、「愛されたい」系の願いは全てダミーの願いであり、「本当の願いは自己完結」とのこと。

私の場合はこれ系の願いが多く、まじで生きづらい人生だったのですが、セルフコーチングを通して「今の自分をそのまま認めたい」、「安心して堂々としてたい」、「自分で自分をすごいと思いたい笑」、「周囲との繋がりを大切にしたい」というのが本当の願いというのがわかりました。

そして外側(他者)がどうあっても、今すぐ自分次第で自分の願いは叶えられることも。

今はまだ訓練中で、すぐ誰かからの言葉などでへこんだりしがちですが、自分のコアの願いがわかるとすごく生きるのが楽になったのでおすすめです。

「自分=価値」というのが真理で、他の人からどう思われてもその真理は絶対に変わらないんですよね。

※「リーダーシップに出会う瞬間」という本でも同様の趣旨のことが書かれていました

おわりに

最後に、入社させてくださったケンタロさんをはじめ、上長のSさん、いつも支えてくださるTさん、同じ所属のメンバー、鹿児島オフィスメンバー、福岡総務のメンバーに感謝してこの記事を終わりたいと思います。

ペパボに入って本当に良かった!!!!

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